OBインタビュー

内村 正則

うっちゃんの倉庫
内村 正則さん(64)
調理師本科1年制 2009年卒業

プライドは全く無しで、
ただ料理を勉強したいという
一心でした。

情熱を注いだ高校の英語教師という仕事もあと3年で定年という頃、第二の人生を料理を勉強して地域貢献しながら町の人達と楽しく過ごせたらいいな~と考えてました。
その思いは趣味で始めた蕎麦打ちの楽しさ、そして今まで何人もの生徒をNitchoへ送り出し、その子たちが生き生きと料理に打ち込んで活躍する様を見たり聞いたりしているうちにどんどん強くなりました。
どうせやるなら自分もNitchoで本気で料理を勉強してみよう!と一大決心!始めは反対だった妻も、周りの人たちに相談していくうちに食で地域との交流を通して充実感を得るイメージができたみたいです。諦めかけていた頃、妻が「一緒に頑張ってみよう」と背中を押してくれました。
久しぶりの学生生活!いずれも高度な実習に座学、試験勉強は深夜まで取り組みました。同じクラスに教え子がいるというシチュエーションもあり、「先生、同級生だよね」って(笑)
私は今迄先生だったなんてプライドは全く無しでただ料理を勉強したいという一心でした。
自分も彼らもお互い刺激になったと思います。1年間素晴らしい経験をさせていただきました。

内村 正則

卒業後、今のお店をオープンしました。開店する際に深く業態やコンセプトを考えたわけではありません。自宅の空きスペースで全てDIY、メニューは習った料理の中で一番得意だったピザと趣味で続けた蕎麦、ピザを焼くための釜を自作し、使用する野菜は畑で育てる。週3日間の営業。全ては私たち夫婦で無理なくできる範囲だけで成り立った結果なんです。
このお店を中心に最初に思い描いた食を通じての地域交流がどんどん広がって行き、とてもやりがいを感じています。TVや雑誌取材の影響も大きく、全国からこの店に蕎麦とピザを食べに来てくれていろんな話を聞かせていただいてます。
震災の影響は様々な形で存在します。ピザ釜も壊れてしまいました。でも私は諦めません。釜を修復し元気に営業を再開しています。今迄以上に地元の食とその未来に真剣に考え向き合うようになりました。こんな私の取り組みの姿が少しでも第二の人生を考える人達の刺激になれたらとても幸せです。

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