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Nitchoスタジエ修了式を執り行いました🌸

Nitcho独自の実務実践型のコースである「スタジエ(研修生)」コースの修了式が執り行われました。

「学生」ではなく「スタジエ(研修生)」として、調理師養成施設では習いきれない独自のカリキュラムを行い、プロの厳しさと向き合い続けた濃密な時間。3月6日、その集大成となる修了式が執り行われました。
現場のスピード感、妥協のないクオリティ、そしてチームワークの重要性——。教室だけでは決して得られない「生きた技術」を体得した彼らの瞳には、プロの世界へ踏み出す強い意志が宿っています。

スタジエコースで培った「即戦力」という武器を胸に、彼らはそれぞれのフィールドへと羽ばたきます。スタジエでの経験が、いつの日か彼らを輝かしい一流の職人へと導いてくれることでしょう。

プロの現場で揉まれながら駆け抜けた濃密な1年間。
その締めくくりに、宗像朋美さんが語ったスピーチの内容をご紹介します。

スタジエ一年を振り返って(宗像朋美さんのスピーチ)

一言で言うと、本当にあっという間の一年間でした。
そして、自分のやりたいことをとことんやらせてもらえた、とても濃い一年間だったと思います。

昨年までの学生生活とは違い、実際に学生や先生方の学食として料理を提供する毎日は、常に緊張感があり、時間との戦いでもありました。

最初の一ヶ月ほどは三人でのスタジエ研修でしたが、その後は二週間ごとにレストラン研修と学食担当に分かれるため、私一人と先生で料理を作る日々が始まりました。

何時までに何を終わらせるのか、すべて自分で段取りを考えなければ料理は完成しません。
「間に合わないかもしれない」と焦りながら料理を作った日も何度もありました。

ですが、間に合わないと騒いでも先生が手を出して助けてくれることはありません。
フォローはしてくださいますが、最後まで自分でやり切る実践的な指導で、その中で本当に鍛えられたと感じています。

レストラン研修では、プロの料理とサービスを間近で学ぶことができ、他ではなかなか経験できない貴重な体験をさせていただきました。
料理を目の前で見て、調理法を学び、味見をすることで、サービスの際にはお客様に料理の説明をすることもできました。

この店を選んで足を運んでくださったお客様に喜んでいただくための料理とサービスを間近で見ることができ、とても勉強になりました。

そして、フランス研修でだし巻き玉子を作ったことは、私にとって忘れられない思い出です。
最初に先生から「フランスでだし巻き玉子を焼くことを目標にしよう」と言われた時は、正直冗談だと思って笑ってしまいました。

ですが本番では、フランスの学生たちと交流しながら楽しく作ることができました。
そしてフランスの先生に
「今日のチャンピオンはあなたです。最高のシェフです」
と言っていただいた時は、嬉しさで泣きそうになりました。

卒業検定での店舗運営も、今までにないほど緊張した経験でした。
メニューの考案から試作まで、すべて自分で行うことで、店舗運営の大変さと楽しさの両方を体験することができました。

自由にメニューを決めさせていただいたことで、自分の作りたい料理を形にすることができましたが、思うように動けず、お客様をお待たせしてしまったり、早々に完売してしまったりと、多くの反省も残る5日間でした。

ですが、それでも「またやりたい」と強く思える経験になりました。

レストラン研修で賄いを作ったことも、とても良い経験でした。
毎日十人分の賄いを考え、作ることは大変でしたが、学食での経験があったことで、時間配分や量の感覚をある程度つかむことができました。

残っている野菜や食材をどう活かすかを考えることも楽しく、相談しながら料理を作る時間もとても充実していました。

そしてこの一年を通して、私はやはり「料理を作り、人に食べてもらうこと」が好きなのだと改めて感じました。

教えてくださった先生方、一緒に学んだ仲間、そして料理を食べてくださった方々がいてこそ、この一年間の経験があったと思います。

このスタジエでの経験を大切にしながら、これからも学び続け、経験を積み、いつかこのスタジオで自分の店舗をだせるような料理人になれるよう努力していきたいと思います。